ブログ

SEARCH


キャニオニング

2010年10月3日

CATEGORY: 日々のこと |

今回の旅の目的、キャニオニングです。

私たちが選んだのは、水上で最もスリリングとされるFOXコース。

ナビゲーターはキャニオニングで一番有名なCANYONSのスタッフさん3名。
一人は日本人で、二人はいかにもアドベンチャー大好きって感じの外国人。

なのに名前は、まっちゃんと鈴木さん。
(かぶってるヘルメットにもそう書いてある)

スリルと刺激を求めてやってきたものの、
女性や中学生でもできる遊びなんだから
たかが知れてるだろうと思ったら大間違い。

ラフティングボートの上と実際に川の流れに身を任せるのは大違い。

いきなりのスライダーでしょっぱなから鼻に水が入り、
激しく咳き込みました。。。

次から次へと現れるスライダーを、時には足から上向き、
時には頭から上向き、そして時にはスーパーマンスタイルで滑ります。

だんだん要領を覚えてさほど鼻にも水が入らなくなるのだけど、
とにかく水を飲まないようにみんなについていくのが精一杯。

周りの景色を愛でる余裕なんてありません。

(ただのんびり空でも眺めてぷかぷか浮くだけのポイントってないのかなぁ。。。)

という、私の心の声など無視しているかのように、
開始20分も経たないうちに、本コースのハイライト20mの滝に到着。

ヒョエ〜〜〜〜ですよ。

20mって。(ちゃんと読んでなかった。。。)
いくら途中までロープをつけて滑り落ちるっていっても、こんなのムリッ

でも、前のみなさんはどんどん下りていく。
危険で近づけないので、みんながどんな状態で落ちていってるのか分からず、
自分の番がくるまで恐怖は募るばかり。。。

いざ自分の番。

ものすごい勢いの滝に打たれながら、少し下りたところで
スタッフのお兄さんがイッキにロープを離しますっ

覚悟を決めて、とにかくまた鼻に水が入って死ぬ思いはしたくないと、
鼻から息を思いっきり吐くことだけに集中していたら、
意外に何てことなく落ちてました。

20mの滝はスリル満点のポイントではあったのですが、
私はその後の5m程の崖から滝壺に飛び込むという行為に本気で足がすくみました。

だって、崖が少し斜めになっていて、
よっぽど遠くにジャンプしないと崖に直撃しそうなんだもん。。。

「絶対に崖はみないように。見る人はみんな崖に向かって飛んでぶつかりますからね〜」

このあとは自分との葛藤です。

まさに、お笑いタレントがバンジージャンプとか無理矢理やらされて、
飛ぶまでに何度もためらって苦悩する姿と自分がかぶっている感じ。

もう一度覗き込んでみる。

ガクガクぶるぶる。。。

あ、やっぱりダメだ。
無理は禁物。どうぞどうぞ、みなさんお先にどうぞ〜
私飛びませんから。

とあきらめたのですが、あらあら一緒に来たMちゃんやその他の女子まで、
みんな次々に飛んでいるではありませんか。

女の意地。
それを見て、ここまで来て全て体験せずに帰るなんてあり得ないという思いが強くなり、
意を決し、いざ我行かんっ!

と、飛ぼうとしたら、お兄さんに肩を押さえられた。

(やめてよっ、人がやっとその気になれたのにっ)

「大丈夫?目が完全に崖をみてるよ。ぶつかるよ。」(お兄さん)

「そ、そうですか。ありがとうございます。」
(ヤバい、マニュアル通りの撃沈する人になってる〜)

そしてまた恐怖がこみ上げてきました。

その後はもう良く覚えてません。
なんとか飛んだんだけど、久々に心底怖いと思ったので、
2回目にはチャレンジしませんでした。

最後に、
何よりもしんどかったのは、「洗濯機」と呼ばれるポイント。

小さい滝壺なのですが、水の回流が早く、そこに入ると否応無しに、
バシャンバシャンと覆い被る波のような水に呑み込まれます。

ドSとしか思えないスタッフのお兄さんが、
嫌がるみんなをそこに押し流すので、
芋洗いのように何度も何度もぐるぐる回っては水に埋もれてあっぷあっぷ状態。

それはもう地獄絵のようでした。。。

と、こんなことばかり書くと
キャニオニングっておそろしい遊びに思われるかもしれませんが、
総論として、想像以上にスリリングで楽しかったです。
(長くなるので楽しい部分をはしょっただけです^^;)

なによりも、自然のままの川を利用してこんなに遊びができるなんてサイコー!

このブログを呼んで興味を持った方は、ぜひ来年チャレンジしてみてください。

この後、「アドベンチャーフェスティバル@水上(後半)」に続く。
(長っ)